ごきげんよう、シナチクです。
大掃除を目前にひかえ、どうにかノルマの三冊を読み切りました。
日記、小説、エッセイと、いずれもジャンルは異なりますが、どれも読みごたえあり。
1『中原昌也 作業日誌 2004→2007』(中原昌也、boid)
お金が入るとすぐに使っちゃう音楽家(兼小説家)の、膨大なお買いものの記録。
その散財っぷりに、ときにイラついたり、呆れたり。
それでも嫌いになれないのは、なぜ。
映画レビューがかなり興味深いです。
2『モダンタイムス』(伊坂幸太郎、講談社)
漫画雑誌「モーニング」で連載されていた長編小説に加筆修正をしたもの。
先に『魔王』を読むと、よりいっそう楽しめます。
正月は暇を持て余す、という方がいらっしゃいましたら、ぜひ。
面白いから、あっというまに読み終えてしまうでしょうが。
3『小説の自由』(保坂和志、新潮社)
読みながら、じっくりと思索する本。
エンターテインメントだけ読んで「ああ面白かった」で済ませたくない、という方に、ぜひ。
保坂和志には『カンバセイション・ピース』という傑作もあるので、そちらも、ぜひ。
2008年は、『カラマーゾフの兄弟』や『源氏物語』といった大作を読むことができて、
それだけでも充実した一年だったといえます。
このコラムを書いていなかったら、おそらく手つかずのままだったでしょうから。
朝起きて走る、という、ちょっと前までの自分だったら狂気の沙汰でしかないことを
新しい習慣にできたことも大きな前進。
来年はさらに、よくある自己啓発書のポジティブさを身につけるべく、精進する所存です。
それでは皆様、よい2009年を。

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