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act.10 高速道路から社会を垣間見る

akibanban.jpg出張は飛行機、新幹線、車と移動手段は様々。
結構楽しいのは車での移動。
高速から見る風景は結構四季を感じさせてくれるから楽しい。特に畑や田んぼを見ると季節の変り目を感じさせてくれる。
(こんな私でも感傷に浸ることはある)

高速のそばにある家なんかは特に年月の経過を考えさせてくれる。

(見られるほうは、たまったものではないが)


家のそばにあった小さな補助輪付きの自転車が
やっと補助輪がはずれてスタンドで立っている姿を見た時は
他人事ながら子供の成長を嬉しく思う。

さらに3年後隣にもう一台の自転車が並んでるのを見ると

「兄弟ができたね。お父ーさん。」


なんて、思わずつぶやいてしまうのである。


そんな、ほのぼのした風景を見るのは、ほほえましいが
中には社会の流れを垣間見ることもある。


とある時期、週1から2のペースで首都高を走ることがあった。
首都高は基本的に混雑するのであまり好きな方ではないのだが
仕事であればそれも断れない。

渋滞する首都高からビルの窓を眺めるのだが
いつも渋滞して大概目に付く会社の事務所があった。

そこの事務所の風景から見る机のポジションは見るからに
重役席の一歩前のポジション。

己の言葉一つで前の席にいくか、それとも更なる上への席へと
移動するかの席である。
(少なくともそう見える。勝手な想像だが。)

その席でいつも部下らしき人を立たせて
自分は座りながら話してる人がいた。
(やはり、それなりの立場の人なのだろう。)

年月が経つにつれ、たまには3人ぐらい並べて
座りながら話している彼の姿を首都高から眺めながら

「がんばれ!後もう少しでもっと眺めのいい席に(窓際)いけるぞ!」


なんて思っていた矢先、彼はその席から消えていた。


1年後・・・


しばらく、首都高を走っていなかった時期があり
久しぶりに首都高での渋滞にはまった私はふと彼の事を
思い出し、その事務所の窓を見る。


今でも彼の姿は無く、また後ろの席にもいる気配は無い。
(単身赴任かな?)
彼がまた再びその席に座っている姿を待ちわびながら

今日もその事務所の前で渋滞に巻き込まれるのであった・・・。

日時: 2008年04月16日 16:24 |

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